祖父・祖母から中学生孫に学習プレゼント
運営者自己紹介
有名学習塾の落とし穴
オンライン学習塾はこのような活動
有名塾・予備校の落とし穴
裕福な家庭は教育費に大きなお金を投入して有名塾に入れます。
そこでは難関大学出の先生が授業を行い、それが有名塾等の宣伝材料にされています。
頭がいい先生が優秀な授業をします。
しかしそのような塾・予備校に通っている生徒を恐れることはないことを、私の実体験からお話しします。
でも私の体験ではなくて、ふたりの子供の受験勉強からのことです。
私については優等生も劣等生も経験したことを別な記事で書いています。
長男は県でもいち番の受験校にいましたが、クラブ活動での指導が良くないとのことから不満の高校生活が始まったと解釈しています。そして勉強が遅れました。
私自身がその高校での学習進度の早さを知っていますから、遅れ出すとついて行くのは困難になります。
結果的に受験はうまく行かずに予備校に入ることになりました。
そして大阪の有名予備校に長男を入れました。
有名予備校だから講師も優秀で、良い受験教育をしてくれる(ハズ)と思ったのです。
高額の入学金、授業料の前払い、寮費といったことで相当額の負担でした。
厳しい中でも、ひと安心でした。
夏休みころだったと思います。父兄懇談会がありました。
長男の成績はそれほど伸びていないのですが、後半に伸びて来る生徒がたくさんいます、という話がありました。
ただ担任の先生は誰もいなくて、若い女性がパソコンの表計算ソフトで作成した成績表を広げて説明をするだけでした。チューターと呼ぶそうです。
そして秋になって受験校を選定する2回目の懇談会がありました。
また若い女性が表計算シートを広げて説明をします。
驚くことに長男の成績はまったく上がっていませんでした。
受験校の候補として、チューターは私立のよく聞く大学を3つ挙げました。
それから
「安全・確実を狙うならここですね。」
とさらに3つの私立大学を言いました。
私と家内は顔を見合わせました。
聞いたことはあるものの、子供が行く大学などとは想像もしていない最下位レベルの私立御三家大学でした。
いくら勉強が遅れたと言っても県下の難関高校に受かり、通っていた長男です。
途中で長男を訪問してご飯を食べたりしたことはありました。
長男はきちんと授業に出て、夜は寮生たちと一緒に学習室で遅くまで勉強をしていました。
なのにいったいどういうことなのか。
とにかくも有名塾なら大丈夫と考えたことはまったく間違っていたのです。
最近になって、予備校に行っても成績は上がらないという話をネットで読みます。
その理由を分析するとこのような、思いもしない落とし穴があります。
有名塾での先生はとても良い授業をすると言います。
それを言っているのは学習塾や予備校側です。
頭が良い先生がわかりやすい整然とした授業をすることはありますし、聞いてよく分かります。
言いかえると、”分かった気”になってしまいます。
そして次の勉強へ行きます。
自分のほんとうの力になっていないのです。
その結果、実力試験になると点数が上がりません。
有名塾や予備校で成績が良くて難関大学に合格するのは、もともと合格するような生徒たちです。
自己管理力がある生徒です。
さらに優秀な生徒には有名塾は奨学金を出したり、学費免除をしたりして我校に呼び寄せます。
有名大学何人合格という発表が欲しいからです。
そしてその合格実績発表についてです。
私の高校の同級生が個人学習塾をしていました。
27年やって今は閉鎖しましたが、かなり前にこのように言っていました。
「予備校などが発表する合格者数を足すと、大学が募集する定員の3倍から4倍になる。」
私もびっくり仰天でした。
塾や予備校に通いながら何とか会の通信教育を受けるという生徒はいます。
両方が難関大学合格の発表をしますから、その生徒については2倍の合格数になります。
ところが予備校に3つ通って通信教育も受けているという生徒はいるでしょうか。
発表の数字では全部の生徒がそのようにしていることになります。
つまり合格発表の数字は超水増しということになります。
もうひとつ有名塾生に負けない話
こんどは次男の話になります。
次男は有名塾も予備校も行かないで独学で国立大学医学部に入りました。
それもただの独学ではなくて日中は薬学部の授業に出席しながら夜、受験勉強をしました。
在学したのはけっこう厳しい大学の薬学部ですから、おろそかにできない授業だったことでしょう。
次男は2年のときに地方大学の医学部に受かってそちらへ変わりました。
自分のいる大学の医学部は難しくて合格しませんでした。
次男は医学部の受験のときに、突然列車が止まり、バスなどいろいろと乗り継いでようやく大学にたどり着きました。
そうしたら入学試験は中止だと言われました。
東北大震災の当日だったのでした。
信越方面でしたから遠い道のりをはるばる名古屋へ帰り、後日の通知を待ってまた受験に行きました。
次男は3月末に大学とアパートの引っ越しをすることになり、友達に別れも言えないままに突然いなくなりました。
私たちも荷物の整理と大掃除にまる1日を費やしました。
2つの実際の話で有名塾・予備校に通う生徒をまったく気にすることはないということを書いて来ました。
私たちのオンライン学習塾サポート活動では、
(1)心のありかた
(2)効果的な勉強法
(3)勉強量
の順番で成績の向上が左右されるとします。
お金をたくさん払って有名な先生の授業を受けることが合格への道ではないことをここでお話ししています。
もっとも家計に余裕があり、そういうところに行きたいひとは行ってください。
このオンライン塾サポート活動は家庭的に高額の学習塾に行けない生徒を対象に無料もしくはたいへん安価に勉強ができるようになっています。
中学生が対象ですが、高校生で大学受験の生徒も勉強法・意欲の向上のしかたは役立つように書いてあります。
中学生で、書き方が難しいと思うひとはどんどんコメントで聞いて来てください。解りやすく再説明をいたします。
それで長男がその後どうなったか書いていませんでした。
長男は私たちも不思議なのですが、10月過ぎてから猛然と勉強をし始めました。
もう父兄懇談会はありませんから成績の状況はわかりません。
でも郵送で何かを送って来たような気はします。
長男は大阪の難関大学を受けると言いました。
私たちは、そこまでは無理と思いましたが本人は点数が取れていると言います。
そして受験を迎え、長男はできたと電話で言いました。
当日、長男は意気揚々と大学に合格発表を見に行きました。
発表に長男の番号はなかったのです。
それで難関大学を受ける受験生が二番手に受ける大学に合格してそこへ入りました。
現在は堅実な企業で研究の仕事をしています。
二番手の大学に受かったということは、相応に成績は上がったことが伺われます。
たった4か月で成績を上げたのが不思議なのですが、第一志望大学に受からなかったのは英語が追い付かなかったと私は分析しています。
英語は長年の蓄積が必要なために、4か月では点数が稼げなかったのです。まして英語ばかりを勉強するのではありません。
それで次男には早くから英語に興味が向くように仕向けましたし、このオンライン学習サポートでは英語を真っ先に得意科目にしてクラスのトップグループに入ることを推奨しています。
その成功体験でもって、ほかの科目も上向きスパイラル(らせん)になることを考えています。
また個人の学習塾では良い先生に巡り合うことがあります。
ただ高額の授業料が要ります。
オンライン学習塾サポートでは家庭の経済面で厳しい生徒のボトムアップをめざした活動になっています。
そして身近い実例で示しましたように、オンライン学習の活用と勉強法、そして徹底する自己管理でもって有名塾の生徒に対抗ができます。