数多い言語をスクールで習うのは必要か

数多いプログラミング言語を教えるというウリのスクールがありました。
①Scratch(スクラッチ)
②EV3(レゴマインドストームEV3)
③JavaScript
④Python
など多くのツールを用いて思考力を鍛えます。

ということで授業料もたいへん高くなっています。これはほんとうでしょうか。
私もコンピューターの黎明期に本で複数の言語を学びましたが、今思えばマスターしたにはほど遠いです。
実務ではコボルで本格的なシステムを開発しました。その後パソコンが自分で買えるようになるとすぐに買い、Basicおよび翻訳型Basic でかなりのレベルのプログラムを組みました。

それで30年ほど経ってから今のインターネット機能をもつ Java Script,PHP,Python にまず取り組みましたら、SEが高レベルで難しいと言っているほどには、なんにも難しくないことがわかりました。それでやさしく、初心者に教材を制作しています。
『ひとつのプログラミング言語に詳しくなれば、あとは肉付け』がプログラムです。
最初に新鮮さがあるだけで、ほとんど同じまたはインターネット関係で少し異なった機能をもっているという程度です。
学資にいくらで出せる家庭は別によいですが、高額のスクールに行ったひとに後れを取ることはありません。
ひとつに習熟すれば、ほかのプログラミング言語にはすぐに追いつけます。
思考力を養うのは言語でなく、それを使って課題をプログラム化する経験でつきます。

中学校・小学校プログラミング学習ではまずひとつを中級のレベルまで学んでください。ただ一つだけ例外を言いますと、C言語はそれまでの知識を頼って独習するのは困難、また回り道をするようです。私もC言語に独習で取り組んだことがあります。構造とか、考え方が異なります。

そのときには基本の講習だけは受けるほうが早いと言えます。