小学生1・2年は知識の上書きになる

文部科学省が小学校低学年にさせると予想されるスクラッチ他のプログラミング言語を見ています。少ない基本的な動作の命令を、プログラミング欄に貼り付けて作動をさせますが、この手の学習用ソフトは同じような仕組みです。スクラッチはアメリカ発ですが、他にもよく似た学習プログラム言語があって、オバマ前大統領までが映像でその浸透を進めています。

これにまけるな、と文部科学省が動き出したのではないかと思われます。今後Ai,3Dほかプログラミング花盛りの世界へ入っていくということです。それで考えるのですが、論理とは言えゲーム感覚のプログラミング教育が実務に役に立つのかです。一番の協調は論理思考が身に着くということです。私は小学校低学年へのプログラミング教育で論理思考が役に立つかたちで生徒の身に着くものなのか、やってみなければわからないと考えています。

『論理思考が身に着き、後々役に立つ可能性がある。』

小学校低学年でゲームで身に着けた論理思考は、その後に実際に本格的なプログラミング学習に含まれてしまい、あってもなくても変わらないということが起きるのではないかと思うのです。本格的プログラミングはキーで英単語による命令文を打ちサーバーに保存してインターネット上で作動をさせます。特別優れたひともいるでしょうが、プログラムはけっこう文法誤りや入力誤りで頭を熱くし時間を取られます。そんななかでプログラミング思考が育ちます。
たとえて言いますと、小学校の低学年で、ほんのサワリ的な英語を習うとします。英単語をつないで、短い文の英語が読める程度です。その後に英語の授業が始まり、また英語の何かの検定試験を受けるようなことになりますと、初期から習ったことは後の学習に含まれてしまい、はるかに多くの単語・熟語の構文を覚える必要があります。同じようにスクラッチで体験したようなプログラミングは世で役立つようなプログラミング力に対しては、ゼロではないがほとんどないに等しいのではないかと感じます。

具体的な説明をしますと、中学校・小学校プログラミング工房で無料のプログラミング学習をします。高学年になってから、その知識に命令や新たな関数などの知識を増やすことをやり、またセキュリティー関係を学ぶことで実務のプログラムを組み事が可能になります。
そうなりますと月に多額のお金を使って、低水準のプログラミング言語を習っても、時間を過ごしたという結果に終わる可能性があります。つまりそういったスクールに行かせる家庭の経済状況になくても十分にプログラミング力は身に着けることができます。