自己紹介つづき

最初の仕事は文部省下でそのころ大きな企業で使われ始めたコンピューターの、国立大学で使う新しいシステム開発に従事しました。空調を効かしたマシンルームに整理ダンスのような大きな機器がいくつも並んで音を立てていました。先行する大阪大学に続いての予算を縮小した規模でのシステムでした。
フロッピーディスクというものができたが信頼性がいまひとつ、と言われた頃です。
印刷は136行の活字がついたチェ-ンが常に回転していて、同期を合わせてハンマーで叩いていました。その騒音は、装置の前ではよほどの大声でないと会話になりませんでした。

そのコンピューターは今の価格水準で言えば数億円ですが、みなさんが使う30万円ほどのパソコンのほうがはるかに性能は上になっています。