空手教室をしているショッピングモールにやや大きな書店があります。またスクラッチ関係を見ていましたが、かなり多くの小学生低学年対象のプログラミング本が置いてあります。スクラッチはインターネット上でパソコンをスクラッチのサイトにつないでプログラミング操作をするために、環境があれば学習はやりやすくなってます。
感じるのはプログラミング力がつくのかどうかです。親も生徒もプログラミングをやってみたという経験と満足があるでしょう。それが後に本格的なプログラミング言語への道筋になれば効果ありということになります。
文部科学省が中学校・小学校プログラミング教育と言うプログラム的な思考というのを私なりに考えてみますと
①変数にデーターを格納する。
②変数からデーターを取り出したり、変数を使って演算をする。
③条件によって処理がことなる分岐命令を理解する。
④希望の回数をきちんと実行する。
⑤そういった処理結果を望む形で表示する。が主なものとなります。
加えて実務になりますと、
①複雑な論理誤りを発見する。
②入力ミスによる動作時の誤りの発見。
③文法ミスによる誤動作の解消。
ですが、処理内容自体がぼう大なスケールになりますから、部分の処理と全体の統合性を見失わないようにしないといけません。②の入力ミスはなかなかわからないことがあります、数十年前の事故でがアメリカの宇宙ロケット打ち上げで、ロケットが空中爆発を起こして落下しました。どよめきを上げる大勢の観客、驚きの顔のお金髪女性が映し出されたのを思い出します。莫大な損失ですが、原因はプログラマーが ”,”と ”.”を打ち間違えたと後に読みました。これくらい恐ろしいことが起きるのです。
ですからプログラミング思考を身に着けるというレベルのプログラミング教育ではIT力発展にまでは役立たないことを感じます。けっきょくはその後の本格的プログラミング言語の習得にかかって来ます。そして後の3つに頭を熱くして経験を積み、システム開発ができるようになって行きます。