このプログラミング学習活動は、高額の学習塾やパソコンスクールへ行けない家庭の生徒を念頭において考えて来ました。しかしオンラインテキストは同じですから、いっぱん家庭の児童も勉強はできます。
世ではプログラミングは難しいもののように言われています。さんすう・数学チンプンカンプンに近いひとにもできるということではありませんが、学習のコツがわかればそう学習困難なものではありません。この学習活動では小学生がさんすうの勉強を最初指を開いてやってたのが、しだいに指を使わなくなり、そして2桁・3桁の足し算や掛け算ができるようになって行くのを大いに取り入れました。
つまりゆっくりと段階的に進み、やさしいことをくり返すということです。私の自論的な表現ですが、
『頭が良いSEが自分は解っていて、スイスイと本を書くからわからなくなる』
としています。ネット上のプログラミング講座や早口動画も同じです。
プログラムの需要
プログラミング技能者はまだまだ必要とされます。日本国内でも人工知能分野や、スマートホンの機能充実のためのプログラムが必要ですし、海外ではアジアからアフリカへと経済発展が拡大し、コンピューターの必要性が広がって行きます。
プログラミング言語には多くの種類があるもののC言語とPythonができれば、まず仕事はあると言えます。独り立ちした子供さんが会社の倒産やリストラに遇っても何らかの仕事があり生活はできます。
C言語はコンピューター上のどんなことでもできると言われ、コンピューター内の処理がたいへん高速でち密なプログラムを組むことができます。学習においての挫折がとても多いとなっていますが、このテキストではその挫折箇所を特に段階的にわかりやすく解説しています。
Python はAIつまり人工知能のプログラミングに使われる言語です。世界的に人気があるプログラミング言語で、大きな書店へ行くとPython の解説書が一番多く棚においてあります。
人工知能用といっても学習にはむしろやさしい言語になっています。

当活動での学習の方法については、
①参加する全国の小規模学習塾で学ぶ。
②オンライン学習システムで学習する。
になっています。
さらに①では
◎無料でオンライン学習で勉強する。
◎先生のプログラミング授業で有料の勉強をする。
となります。
後者は先生がある程度の理解をしていて、生徒に合わせた説明や質問回答を受けることができます。
とくに②に関しての説明です。
当活動のプログラミング学習は
〇やさしいことを確実に習得して段階を踏んでいくこと。
〇パターンを暗記していくこと。
により、英語の学習に応用ができます。
大阪大学におっこちた長男
基本はNPO法人ebaod によるオンライン学習を使って学び、英語の勉強のこつや意欲向上をこの活動内で生徒に送ります。英語は勉強量と意識の一段のレベルアップで成績は伸びます。
そして英語は早くコツコツ積み上げる勉強に入らないと、急には間に合いません。私の長男の受験での実例です。長男は受験の年の後半になってなぜか急に勉強意欲を出し、成績を上げたのですが、大阪大学の工学部に落ちました。自分では合格のつもりで意気揚々と発表を見に行ったようです。
まあ、それで関西ではその二番手にみんなが受ける大学に入り、いまは企業で炭素繊維の研究をしています。自動車が空を飛ぶ時代になりますから、炭素繊維の仕事は続くと思われます。
私の分析では数学系統は猛然と意欲を出して成績があがることがありますが、英語は長年の積み重ねが必要で、急に意欲を出しても間に合わなかったということです。ですからプログラミングの学習を始めると同時に、この英語の積み上げを始めます。
目標はクラスのトップグループ、上位5番以内です。プログラミングを熱心にやって頭脳が活性化して可能と考えます。数学においてはスタートからは対応できませんが、追って良いテキストを開発するか、良い既存のものを見つけるかの方向です。
独学の次男
親バカそのもので有名予備校に入れば安心と考えた長男と対照的に、次男は独学で国立大学医学部へ入りました。それも昼は薬学部に通いながらで予備校へは行く時間もお金もありませんでした。
近所の病院の外科医の先生に、そのことを話すと首をかたげ、
「へええ、執念ですね。」
とおっしゃいました。それでようやく卒業をして、そのご報告をしようと思いましたら先生は62歳で癌で亡くなっていました。
全くの独学というのはたいへんですが、安価でも良いオンラインの教材はあります。
勉強は心のありかたが大半で、つづいて勉強量と感じます。80~90%が心・意欲・モチベーションというものと、私は思います。外科の医師は次男に、執念と言いました。
かなり前ですが、タクシーの運転手が客待ちの時間に勉強をして、司法試験委受かったと新聞記事にありました。それも37歳です。
意識・心のありかたで脳は活性化すると見受けられます。有名塾や予備校に行って、良い先生からわかりやすい授業を受けることで成績が上がるとは限りません。長男の首をかしげる途中の例が示しています。
実は長男は有名予備校で朝も夜も勉強をし続け、成績が下がる一方で、秋を迎えて関西で下から3冠の大学を言われました。同じようなことはネット上でも書いているひとがいます。
決して高額の学習塾で勉強をすることがすばらしい効果とは限りません。
子供さんを有名塾へやることができなくても、長男のような可能性はおおいにあり、無念ということではありません。
当活動は、そういった家庭事情の児童を、プログラミングで脳を活性化させ、勉学への意欲・面白さを習慣づけてIT・AI技能者の全体を引き上げることをしています。
特別高度な技術者にはならなくても、インターネット用のプログラミング語により、ネットでの仕事も多くあります。
他でも触れていますが、プログラミングの基礎ができるとシステム開発において外注時に法外な料金を吹っ掛けて来るSEや会社が見抜けてしまいます。
さらに大不況が来て、リストラや会社の倒産に遇っても何とか生活していける可能性があります。プログラミングはこの先、アジア・アフリカへと需要がどんどん拡大して行きます。
補足
有名先生がりっぱな授業をして、どうして成績が上がらないかです。
聞いている間は上手な説明に、”わかった気がする”のですが、そのまま通り過ぎると、実力試験、果ては受験では実力になっていないことからです。
私どもの提唱する勉強方法は最初は薄い問題集を徹底的にやり、問題を見れば答えや解き方が浮かんで来るようになるまで繰り返します。問題の答えを覚え、解説まで暗記してしまいます。そうすると解き方が浮かびます。問題集は7回やることです。

