人工知能に使われるプログラミング言語のPython は基礎的な部分はそう難しくはありません。
しかし先に進んでクラスの部分に入ると、かなり難解です。入門書のPython ではクラスについて書いてないものもあります。
学習本でわからないということでインターネット上で調べますと、拍車をかけて難解そのものです。頭がいいSEがスラスラ書くために、いっそうわからなくしています。中学校小学校プログラミング無料活動では、とにかくもわかりやすく教材を制作していますから、超翻訳というような作業が連日続いています。
まず専門用語の連発です。
クラス
インスタンス
メソッド
メンバ
コンストラクタ
継承
クラスという概念だけでざっとこんなところです。これがさっと記憶できるひとには、学習がかなり有利に進みます。
このオンライン教材制作の目的と範囲は、高額のプログラミングスクールへ行けない生徒に、中級レベルまでの技能をやさしく段階的につけてもらうことです。その後の技能は、会社で教育を受けたり上級レベルの信頼できるスクールで習います。
実際にIT・Aiで身を立てようとした時に、早く実務に入ることができるように考えています。実務知識をプラスして習得をすれば良いからです。この活動での学習で知識の幹をつくり、それに枝葉をつじぇけてもらうことになります。
しかしながらPython においてはクラスを理解し、使いこなさないと実務プログラムは組むことができないのを感じます。プログラミング自体が構造化して組むようになっています。解りやすく言いますと、
部品をどんどん作って行って、その部品を必要時に取り出しては組み込んで行くようなしくみをとっています。部品はすでに出来合いのもあれば自分で必要なものを作って保存しておくものもあります。
部品を呼び出すプログラムも細分化して組み、そのつど使用するプログラムの固まりを読み出しては処理を続けるかたちを取ります。
コンピューターが普及を始めたころのプログラムは100番から始めて数千番・数万番までひと流れで動きました。1番からでないのは、途中に命令文の追加があったとき、110番のように挿入をしていくためです。
教材での方針としましては、パソコンにデーターを打ち込んで、作動を確認し、
「これが、○○ということか。」
と実感しながら覚えられるようにということです。
名前や表示するメッセ-ジ゙を変えながら何回も作動を確認して、そこに理解がつながって来るということです。早くこのクラスという項目を教材化して、PHPに入りたい気持ちがあります。
このオンライン教材ができあがると生徒が勉強するだけでなく、学校の教師のかたも頭をそう熱く抱えずに習得ができることと思います。
