ミス東大加藤ゆりさんに父が言ったこと

この活動は高額の学習塾や高額のプログラミングスクールへは行けない家庭事情の生徒を、IT・AI関係の知識・技能で引き上げることに取り組んでいます。そこで勉強法に関して、どうしても情報不足になる生徒のひとに効果的なことを提供します。

もともと中学生・高校生では多くの本を買うことはできず、雑誌の記事などで勉強方法を読むのではないでしょうか。勉強の方法はそのひとに合うか、好み・相性だったりがあるでしょうが、まずは多くを知っておくことは大事です。長年の生活習慣にまで及ぶこともあるでしょう。

その最初に来るのはモチベーション、つまり意欲をどうもち続けるかです。これがスタートであり、ノウハウはいくらあっても役立ちません。
すごい性能の車があるとします。置いてあるだけでなく、誰かが座席に座って動かす行動を取らないと走り出しませんね。

走り出し、さらに走り続けるその力をどう得るかを並行して求め続けましょう。

ビジネスの成功の方法の秘訣に
『成功者をそっくりまねる』
とあります。どこまで真似るかは工夫していただきますが、自分の考えを入れずに素直に同じことをします。

極端に言うひとには、
同じものを食べ
同じ服装をし
立ち振る舞いを真似
本人になったつもりで行動をして
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というのがあります。しかしアメリカで有名人や有名企業にも講演をして回っている女性のCDを聞きますと、ほんとうにそのように言っています。なりたいひとの写真を切り抜いて、朝見る鏡やトイレほか、そこら中に貼りなさいと言っています。

加藤ゆりさんは、父から
「ひとの3倍の努力をしなさい。」
と言われたと書いています。さらに3倍とはどれくらいかを考えて、それを書いています。
『これ以上努力できない限界の50歩手前』
としています。
つまりぶっ倒れる少し前までやる、ということですね。

成績がクラスや学年で真ん中レベルを上がったり下がったりしている生徒は、自分で勉強の範囲を勝手に作ってしまい、
「これでいいだろう。」
としているのです。
もしその限界を超え、英語の教科書を全部暗記してしまうなら、英語の点数は90点以上取れることになるでしょう。

別なブログで、私が藤島高校への通学バスの中のことを書きました。
試験の当日、教科書の欄外の小さな文字の解説の内容を言い合っていました。私は、
「こんなところは出ないだろう。」
とかってに範囲を決めてしまっていました。
まずこういう発想・勉強の価値観を0にクリアすることからです。

何十年も前、若い時に読んだ文章ですが、禅宗のお寺では、新しく仏門へ入ったお坊さんに、お茶を注がせるとのことです。
まずすでにお茶が入った湯呑に、急須の茶を注がせます。
とうぜん、お茶はもう入らずに脇からこぼれます。

つぎに空の湯飲み茶碗にお茶を注がせます。
お茶は入って行きますね。
それから説明をします。
「仏門に入るのなら、後のお茶碗のようにまず頭を空にしてください。頭にすでにいっぱい詰まっていると、教えは入って行きません。」

ということで成功者、あなたにとっては合格者の都合の良いことだけを取り上げるのではなく、全部を真似るということも考えてみてください。