ミス東大加藤ゆりさんはミスをこう克服

個人学習塾で成績向上を実現させているところに徹底した復習を掲げているのがよくあります。その復習ですが、私も当時は実感としてよくわかりませんでした。
数学の先生が
「ミステイクノートを作りなさい、ノート半分の左に間違えた問題、右に回答を書いて何回もやりなさい。」
ということで私もやりました。しかし医療事故に遇って頭も身体も気持ちも機能が低下すると、間違えたことを克服しないうちにどんどん書き込みだけが増え、ついに手が負えなくなりました。
パニックになってギブアップです。

しかし復習とは徹底して覚えてしまうこととなると、このミステイクノートは役に立つというより不可欠です。年齢が行ってから管理者がみんな、1回は落ちる資格試験で、私は思い出してこのノートを作りました。
復習して理解どころか、その問題関連は問題も答も解説も全部暗記をしてしまうのです。
空いたノートに書きなぐりしながらでも、どんな方法でもでも覚えてしまいます。復習とはこういうものと習慣づけますと、次からは少し異なった問題でも答えが頭に浮かんできます。それは目の前に見えるごとくです。

ミス東大加藤ゆりさんも自分の現状と特性をよく知り、復習に力を入れています。クセは克服できるとしています。よく間違えるクセということです。
クセとは何でしょうか。
脳に習慣づけられた回路の動きですね。運動も思考も同じです。性格も同じです。
別な回路が根付くように繰り返し努力をすれば、悪い回路を通らずに新しい回路を通って電流が流れると考えましょう。
思考も記憶もそこを通らなくしてしまいす。

加藤さんはのように書いています。
①ミスをしたことを自覚させる。
②ミスをはっきりさせる。
③同じ問題を何回も解き、ミスに合わせた復習をする。
 この時時間制限したり、このミス対応の習慣をつけるということです。

ミスとは、自転車で走っていて、池の間の細い道にかかり、いつもハンドル操作を誤ってドブンと落ちるようなものではないでしょうか。
おちる、オチルと思っているとタイヤは外れて池に向かう。
その落ちる操作の回路を、正常に書き換えてその回路が働くようにくり返します。この繰り返ししか方法はありません。

みんな同じですね。藤島高校生のあなたが将来大勢の人の前でスピーチをするようになるとします。ライトがあなたに強く当たり、その向こうには何百人ものひとが見えます。
足もこころも震えて、間違ってはいけないところで間違える。
この場合も自分のクセを知り、間違えそうだと忍び寄る思念の回路を通らないよにすることですね。

「夢をかなえる勉強法」  加藤ゆり著  中経出版