ミス東大加藤ゆりさんの東大へ合格した時の勉強法を書いた
「夢をかなえる勉強法」は女子生徒が参考にするにはたいへん良いと感じます。女の子らしい感性、思考で勉強をしたことが良く書かれています。中古品で200円とか400円で販売されています。
過去問をよく研究するということはよく書かれています。加藤ゆりさんも著書に書いていますが、
『その学校にどのような生徒に来て欲しいのか』
を示しているのが入試の問題であり、過去問と言っています。そうなると過去問は早く目を通したほうが良いです。
1.2年生の勉強がすみ、3年の受験体勢に入って過去問を解いてみるというのが一般的ではないかと思います。しかし1年の終わりにはもう過去問に目を通し、1年生範囲の問題に目を通して解き、関連問題も問題集で拾い上げて解いておきます。
傾向を知るということはそれがはっきりした目標のひとつになります。目標が見えればそこへの行動と努力をタンタンとすることになります。1年生の終わりに過去問を知ってしまうことは、安心と自信が早くできます。3年生になってまったくの突入では、未知の海に乗り出すようなものです。
加藤ゆりさんは傾向と対策は計画を立てるために重要としています。対策とは自分のクセや現状を知り、その差を期限までに埋めていくことです。
短期の計画は1週間から10日。長期の計画は2か月から3か月としています。そこで自分とのレベル合わせをするのですが、加藤さんはでき具合で判断して取り組み度合いを決めました。
いっぽうそこは問題集で判断をするのが良いと思います。
問題集を何回か解いていて
①すっと答えもしくは解き方が浮かんで來るか。
②エエット、と考え始めるか。
で習得度がわかります。
他の記事に書きましたが、35年ほど前に書店で立ち読みした東大生の合格本には、
「問題を見たら答えが浮かんで來るほどに勉強をしたら東大に受かります。」
とありました。難関高校であってもこれは同じです。
加藤ゆりさんはなんとなく勉強する、手当たり次第にやっみる、この勉強はお勧めしないとあります。特に手当たり次第に問題集を買うのは、迷いのおお表れです。私自身もそうでしたし、独学医学部の次男も、うまくいかないときは新しい問題集を買っては放置になっていました。
①薄い問題数を完全にできるようにする。
②それからすこし厚い問題集を買い、それも完全にする。
③完全とは問題を見たら解き方が浮かんで來る状態。違えてあっても、元の形が見えて來る状態。
合格はこのようにまですることです。
「夢かなえる勉強法」 加藤ゆり著 中経出版