ノートから重点勉強

ノートの使い方はひとのを聞いたり、ネットでスマホ探してみたり、ぞれぞれのパターンを作ると良いです。
私は中学校1年の時、ノートをきれいに丁寧に書いて作り、もう満足と力を出し切って、それが目的になっていました。使わないということです。

ミス東大加藤ゆりさんは赤ペンと赤い下敷きを活用して、赤で隠しては確認。
また時間をおいてか隠して確認。
それを繰り返して、ノートを丸ごと記憶していました。

ところが化学では黒1色にしていたとあります。
理由は化学の場合は、赤い字があると赤にばかり目が行くからということで、
「自分に合ったノートをつくってください・」
とあります。
加藤さんのノートの写真が著書にあり、小さな文字が本にビッシリ写っています。

当活動で推奨しているのは、授業で教科書が終わったらすぐに薄い問題集に入り、答えも解説も全部覚えてしまうことです。それで覚え残ったものをノートに書いて、それこそ重点的・あの手この手で記憶をしてしまいます。
加藤ゆりさんが勧めていることは、参考書は1冊かせいぜい2冊です。多くすると重複するところがあり、効率が低下するからです。

他の記事でも勧めていることですが、教科書を理解したりある程度読み終えてから問題を解く、という普通の豊富でなく、”すぐに問題に取り掛かかる”という勉強方法です。

解けないことの連続でガックリしてしまうようですが、そのできないことも勉強の一貫した中のことで、答も解説も覚えます。
私たちは質問が出されると、考えて答えようとします。
それは2歳くらいの幼児のときからナゾナゾを出されると、解こうとして来ました。それが染みついています。いつもテレビのクイズ番組は人気があります。
この習性を受験勉強に利用しない手はありません。

分からない、間違えたから覚えてしまいましょう。10題に1問くらいは解答できるのがありますよ。
つぎは人にもよりますが、半分くらいは回答ができ、5回目あたりからはできないのが1問程度。6回、7回は時間をおいてから念のために取り組みます。
それから、やや厚い問題集に取り掛かります。

約100人が藤島高校受験で不合格になります。
この勉強法で、その100人が入れ替わったら痛快ではありませんか。
合格基準は昔も、子供たちのときもほぼ似ているようです。
合計点数が430点以上なら合格。
420点で低空飛行。
410点では受験生の状況によりますが、冒険は危険です。
425点はいつも取れているべきでしょう。

10点は、実力のフル回転ができない場合があり、少なくなることを考慮しましょう。
私の藤島高校受験の時、ひとりの先生が私のところばかりに来て、数学の答案を何回ものぞき込むのです。私は頭が熱くなって来て、最後の1題が解けませんでした。問うている意味が解らなかったのです。

その後、クラスのちょっとやんちゃな生徒が言うのには、職員室に行ったら先生の机の上に入試の点数や順位が書いたものが広げてあって、見たと言います。難関高校としては悪くない結果でした。
その後に私は大怪我と医療事故に遇って、さんたんたることになりました。子供たちのほうが頭が良いです。

「夢かなえる勉強法」  加藤ゆり著  中経出版