C言語に挫折する人があまりに多いので、C言語の学習支援に取り組んでいます。私がC言語の基本を理解したのは最初の本2冊です。
ところがみなさんにわかりやすいテキストを作るためにとうとう10冊を超え、今日また1冊が到着しました。
C言語の挫折箇所はポインタと構造体です。構造体は私の説明により難しくはありません。むしろ事務系の人のほうが良く分かり、会社の給与計算を含む社員管理のデーター扱いの形です。
それで高校1・2年生までにはポインタは深く教えず、文字列の読み出し程度にする考えがあります。これならまず挫折しません。
記憶の電子的な箱に文字をひとつづつ入れて、順番に取り出すのにポインタ機能を使ってみます。
箱から一文字づつを取り出し、くっつけて単語として表示をします。
必ず隣どうしに文字データーを入れれば、先頭の箱の場所(アドレス)を指定すれば、次はその場所に1を足すことでズラズラと出て来ます。
芋づる式のイメージです。
これがりっぱなポインタです。
そしてほかの命令はひんぱんに使って習熟し、基本的なプログラムは組めるようにまでします。
別なたとえで説明をします。
ラグビーチームがマンションに全員住んでいて、誰がどこの部屋かはわかりません。しかし必ず隣同士に住んでいます。
テレビ局が取材に来て部員を集合させます。
何階の何号室から部員が住んでいるかだけわかれば、その部屋の部屋番号に1を足すと、ラグビー部員がいます。
つぎつぎと1を足した部屋番号を開けると部員がいて、全員揃います。
さらにマンションの管理人室に行くと、そこに部員はいませんが部員がいる最初の部屋番号がわかります。これをポインタと言います。
必要とするデーターが入っている場所をポインタは示します。
ポインタはこのようなしくみです。
どうです、挫折しそうにないでしょう。
藤島高校生も藤島へ入りたい生徒も、プログラミングで理数脳を鍛え、挑戦心を育成してください。
