藤島高校の先輩
私も長く知りませんでしたが、アパホテル社長元谷芙美子さんは藤島高校で進学を目ざして受験勉強中にお父さんが倒れ、弟の生活や学業のことがあり、大学進学をあきらめて就職しました。
信用金庫に勤めながら何らかの仕事関係の交流で小松の今の御主人と知り合い、不動産事業を立ち上げました。
56歳のときに大学を受けて進学し、日中授業で夕方からマンションを販売しに飛んで帰るという生活を続けられました。さらに早稲田の大学院へと進み博士号を授与されています。

執念ですね
私の次男は独学で国立大医学部へ行きました。
公立大の薬学部で授業を受けながらの受験でした。予備校へ行く時間もお金もありませんでした。
合格したとき、時々行き、お顔見知りの近所の外科の先生にこのことを話しますと、先生は首を少しかたげて
「はああ、執念ですね。」
と言われました。
いまあなたが、ないものがたくさんあっても、この執念と言うほどの気持ちをもつことはでき、それは他の誰にも負けず、さらに高額の学習塾へ行っている生徒にも負けないという結果も出すことができます。
科学雑誌が書いていること
先ごろ近くの外科の病院へ行きましたら、待合室にNature という科学雑誌が置いてありました。有名な権威ある雑誌です。
その中に
「この世界はホログラムかも知れない。」
と書いてあるのに、私は驚きました。
私たちの世界は、ガチガチの瓦礫の塊でできている、つまり物質でできていると考えるのが科学的と思っているひとがほとんどです。
ところが有名な科学雑誌が、この世は投影されているかも知れないと言っています。
補足
次男のことを話した外科医の先生は、次男が医師国家試験に合格したときにご報告行こうとしたら、その半年前に癌で亡くなられていたのです。
日本では古に、うつし世と言っている
私たちの世界がガチガチの塊と考えるなら、この世は簡単に変わりません。投影されていると思うなら変えることができます。投影とは光が当てられて映し出されるということで、原画であるフィルムが光と映像の間にあります。
そのフィルムを書き換えることができるなら、映し出される世界も変わることになります。不思議な超常現象はこれによるものと考えられます。
どちらと考えるかはあなたの自由で、すべて決まっているか、変えられるか、の違いが出て来ます。
ちなみに日本の古い言葉に
『うつし世の』
とあります。
うつし世とはこの世、現世のことです。
この世は映し出されていると言っています。
枕草子にも出て来ます。
私も長く、何十年も、うつし世は、
「移ろっていくはかないこの世。」
という平家物語のように思っていました。ところが科学雑誌Nature が、投影されているかも知れないと書いています。
人生や運命はある程度変えられる
この世界がNature が言うように映し出されているのなら、変えようではありませんか。
宇宙の法則があって、変えられることと変えられないことはあります。しかし長い年月をかけて変えていくことができたと思えることは、テレビの番組でも時々放映されています。未来は決まっている、変えられないと思うひとにはそれは正しい。
そのとおりになります。
変えられると考えるひとは、それも正しいです。
変わるからです。
ないナイと言っていないで、なくてもできることから始めましょう。

